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ハンドセラピーなどのサロンの価格設定はいくらぐらいにすればいいの?

ハンドセラピーで開業したからには安定した収入を稼ぐ必要があります。開業当初の資金も回収しなければなりません。集客を増やすには価格設定もとても重要です。ではいくらくらいにしたらいいの?

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安すぎても、高すぎてもダメ!気になる価格の決め方、まずは相場をチェックしよう

ハンドセラピーのサロンを開く上でどうしても無視できないのが、サービスの価格です。そこで、今回はちょっとだけ難しい算数の話も出てきますが、お付き合いいただけますと幸いです。

さて、エステやリラクゼーションを利用するとき、価格をチェックしたことがない、という方はいらっしゃいますか?一部の大金持ちを除けば、ほとんどの人にそのような経験はないはずです。それはエステなどに限らず、スーパーでのお買い物でも同じ。価格は必ずチェックすると思います。

同じように、皆さんがこれから開こうと考えているサロンに来るお客様も、価格は絶対にチェックします。そして、皆さんと同じように価格からいろいろなことを想像するはずです。その結果によっては、お客様の気が変わってしまうことも。だから、価格はとても大事なんです。

そんな大事な価格ですが、これを決めるうえでまず調べておかなければならないのは相場。それも、自分がサロンをオープンさせるだろう近辺の、です。自分がハンドセラピーのサロンを開くのなら、最低限周囲の似たようなお店(ハンドマッサージ、フットマッサージ、整体、もみほぐしなど)の価格はまずチェックしておくようにしましょう。

安売り競争に入ると苦労する

相場をチェックし終え、大体の価格帯をつかむことができました。いよいよ価格の設定に入るのですが、ここで開業したてのオーナーさんがやってしまいがちなことに、価格を相場よりも低く設定する「安売り」があります

確かに資格を取ったばかりの頃には、まだ自分の技術に自信がないということもあり周囲のお店より価格を低く設定することで安心しようと考えがち。また、単純に安ければお客さんが集まるだろう、という理由から安売り価格を設定するケースもあります。このように理由は様々ある安売りですが、あとあとを考えると絶対にやめておいた方が無難です。

その理由は、価格を低くつけてしまうと自分の技術を伸ばそうという向上心も起きにくくなってきますし、また安易な安売りは周囲近隣を巻き込んだ安売り戦争に発展しかねないから。それに、価格が安いということはその分入ってくるお金が減るということであり、モチベーションの維持も難しくなってしまいます。

価格設定、つまりサービスの定価は妥協しないこと。やるとしたら、オープン記念など期限を区切ってのサービスクーポンなど、値引きのみにしておきましょう。

価格を設定する時は、どのくらいで「黒字」を目指すかも一緒に考えてみよう

ハンドセラピーは比較的開店準備が少なくて済みますが、それでもサロンをオープンさせるとなるとそれなりのお金が必要になりますよね。サロンを続けていく中で、お客様に代金をいただいてこの初期費用を回収できなければ、「黒字化」は出来ません。

ただ正直、いきなり黒字化とか言われても、よく分からないと思います。特に数字を扱うのが苦手な人にとって、この手の話はちんぷんかんぷんなはず。でもだからといって避けたままいられるものではありません。あなたのサロンをサロンとして存続させていくためには、黒字化というのは必ず果たさなければいけないものですから。

もしあなたが数字を扱うのが苦手なら、開店前のこの時期にじっくりと考えておくのがオススメ。そして、いざオープンしたらあとは最初の計画に従って突き進むだけです!面倒なことは最初のうちに済ませてしまいましょう。

参考として損益分岐という考え方をご紹介しておきます。
サロンを開いたとき、初期費用で金額的にはマイナスですよね。また、家賃や光熱費など固定で出ていく出費もあります。

サロンにプラスとなる収益は、お客様からいただく代金です。
損益分岐の考え方は、初期費用と固定費からなるマイナスを、お客様からの代金でプラスにするにはどうすればいいか、ということを考える時に役立ちます。

まずはマイナスがプラスに転換するポイントをどこに設定するかを、なんとなくでいいので決めましょう。そのポイントまでに初期費用+固定費を取り戻さなければならない、と考えれば、大体毎月どれくらいを代金としていただかなければならないのか、というところが見えてくると思います。それに合わせて大体何人来てくれるかな?ということを考えて、価格を設定していくようにしましょう。もちろん、自分の損益分岐の理想プランがはじき出した価格が、相場とかけ離れたものだったら、それは自分の見立てが誤っているので、修正する必要があります。

ただ、「お客さんがどれだけやってきてくれるのか」や、「自分がサロンをどのくらいの頻度で開けるのか」は、実際にやってみなければわからない部分もあります。そこは、先輩セラピストの声を参考にしてみてください。ネットで情報を集めるもよし、実際に相談してみるもよし、で頑張ってみましょう。

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