ただ待っているだけではお客さんは増えません。

お客さんを増やしたいのであれば、宣伝をしましょう。

今回はTwitterを使ったサロンのアピールのしかたについて解説します。

～Twitter編～

Twitterを始めとしたSNSは、宣伝においてはかなり手軽なツールと言えます。ただその分、常に宣伝で溢れかえっているため、伝えたい人に伝えたい情報を伝えるのは難しいこと。とくにTwitterはそれが顕著です。

大企業であれば「プロモツイート」という有料の広告機能を利用して多くの人にリーチさせることも可能ですが、では個人や小さな会社では何もできないのでしょうか？いえ、そんなことはありません。実際に、何万人ものフォロワーがいる治療院や整体院などがあったり、ツイートによってお客さんがどっと増えたというサロンがあったりします。

中には運の要素があるのも否定はできませんが、ある程度までは意図的に作り出すことができるのです。そこで、Twitterを利用したお客さんの増やし方をご紹介します。

まずはサロンのTwitterアカウントを取得する

個人でTwitterのアカウントを持っているのであれば、そのアカウントで宣伝をしようと考える人がいるかもしれません。確かに、既にフォロワーがいるアカウントを利用した方が早い段階から見てもらえる機会が増えます。ただ、サロンのアカウントは専用のアカウントとして、個人のアカウントとはしっかり分けることが大切です。

その理由は、個人のアカウントを利用するということは、あなた自身の日常ツイートとサロンの情報ツイートが混ざってしまうということ。そうすると、情報が煩雑になってしまい、伝えたい情報が伝わりにくくなってしまう可能性があります。中には個人名とサロン名が併記してある人気アカウントもありますが、それはその個人自身もキャラクターとして売り込んでいるからです。その気がないのであればなおさら、個人のアカウントとサロンのアカウントは別にした方がいいでしょう。

さて、サロンのアカウントを作成したら、まずすることはなんでしょうか。その答えは、「プロフィールを作り込むこと」です。このプロフィールに記入していたワードで他の人が検索をした場合、そのワードが検索に引っかかってサロンのアカウントを見てもらう比率が上がります。所在地の情報は位置情報としても記入できますが、そのことを考えるとプロフィールにも記載することをおすすめします。他にもキーワードとなりそうな言葉はしっかりと盛り込みましょう。

とは言え、ただキーワードを羅列するだけではNG。業務的な印象を感じさせてしまいます。Twitterで大事なものの1つは「親しみやすさ」です。心を込めて、文章で記入するようにしてください。

フォロワーを増やせばお客さんは増える？

プロフィールの記入を負えたらいよいよアカウントの運用開始です。その前にTwitterで宣伝するということの役割について考えてみたいと思います。そもそも、Twitterでの運用の目標はどこに設定すればいいのでしょうか？フォロワー数の増加？リツイートや「いいね」をたくさんしてもらうこと？それともずっと発信し続けていくこと？

そのためには、何のためにTwitterを運用しているのかということを考えなければなりません。そう、誰もが「自分のサロンのお客さんを増やす」という大きな目標の下、様々な努力をしています。

さて、Twitterにおいて「お客さんになりうる人」と聞いて真っ先に思い浮かぶものは「フォロワー」ではないでしょうか。確かに一番サロンに興味を持ってくれている、お客さんに最も近い人と言えそうです。

ただ、フォロワー全員がお客さんになってくれるのかというと、その答えはズバリ、NOです。フォロワーの中には遠方に住んでいる方もいるでしょうし、残念なことに、たとえサロンの近くに住んでいたとしても、サロンのアカウントをフォローしてすぐに予約を入れるという方もそれほど多くないでしょう。なぜなら、サロンに連絡をして予約をするという行為と比べて、フォローはクリック1つ、タップ1つで気軽にできるものだからです。

ではフォロワーを増やすことに意味はないのかというと、そういうわけではありません。むしろ、非常に重要なことです。その理由は、フォロワーが少なければ少ないほどあなたのサロンの情報が広まる機会が少なくなるから。「ツイートをする→フォロワーにリツイートされる→新しいフォロワーが増える」という循環が生むことが大切です。リツイートされるための努力は怠らないようにしましょう。

最後の一押しはフォロワーに作ってもらう

しかし前述の理論でいくと、フォロワーが増えたところでお客さんは増えないんじゃ...と思われるかもしれません。そう、いくら自分のアカウントが宣伝したところで、「きっかけ」がなければなかなかサロンにきてもらうまでには至らないのです。いかに自分の持っている技術が素晴らしいかというところを説いたところで、フォロワーの心に響かせることは至難の業と言えます。

そこで、「最後の一押し」とすてフォロワーの力を借りましょう。あなたのサロンに来てくれたフォロワーさんに、「どこがよかった」「施術後に体がこうなった」というプラスの口コミをツイートしてもらうのです。そしてそのツイートをリツイートしましょう。「あ、そんなに気持ちいいんだ。じゃぁ行ってみようかな」とまだ来たことないフォロワーに思ってもらうのです。

最初のうちはお友達に協力してもらう形でもいいでしょう。その他にも、たとえば「Twitterでツイートしてくれたら○○円引き！」などのキャンペーンを設けると、ツイートしてくれる人が多くなります。ぜひ検討してみてください。