看護師で患者様の介助でマッサージ技術を習得することは一つのスキルアップ。
これは本来看護師として直接関係のない介助サービスですが、
看護師としての付加価値やレベルアップとして取り入れてみてはいかがでしょうか?
患者さんの痛みをマッサージで解消!
患者さんの身体の辛さは様々です。疾患からくる辛さはもちろん、疾患をかばって生まれる体の歪み、長時間同じ体勢を続けることで発生する辛さ。辛さは人それぞれですが、辛いことをそのままにしておくことは患者さんのためにもよくありません。看護師としては、少しでも楽になってもらいたいですよね。
特に病院では、長時間同じ体勢を続けることが多いです。細心の注意を払っていても、多少の辛さを感じてしまうのは仕方ないもの。さらに術後の後遺症や浮腫などによってどうしても痛みを感じてしまいます。「どうしようもない」と諦めている患者さんも多いかと思いますが、できるだけ軽減してあげたいですよね。
そんな悩みを抱える患者さんに、ササッと簡単に施術ができて、楽になってもらえるのがハンドセラピーです。ハンドセラピーは患者さんの痛みを和らげるだけでなく、術後の不安や病院という非日常の空間で起こる違和感や不快感などを和らげることもできます。患者さんが安心して入院生活を送ることができるのです。
むくみで悩む患者さんはいっぱい。フットセラピーが人気の理由
同じ姿勢を取ることや術後の後遺症によって、むくみ、浮腫が出る患者さんは多いですよね。なかでも足のむくみは患者さんにとってとてもつらいこと。足のむくみは健康な人でも悩むことがとても多く、特に女性は気にする人が多いのではないでしょうか。
そんな時に効果的なのがフットセラピーです。フットセラピーは、足のむくみが取れるだけでなく、ハンドセラピー同様リラックス効果があり、病院で起こりうる不安や不快感を解消してくれるのです。さらに、フットセラピーはあまり動けない患者さんにとって、体全体の元気と健康をサポートしてくれる頼もしい存在になるのです。
フットセラピーは患者さんからの信頼を得るだけでなく、自分の評価が上がり、医師からの信頼が厚くなることも。もちろん、病院という特別な環境では、ハンドセラピーやフットセラピーによって改善する辛さもあれば、逆にハンドセラピーやフットセラピーを行うことができない患者もいます。これは、看護師としてのあなたの判断力が試されると同時に、普段から判断力が向上し、万が一の時に的確に判断し、行動することができます。その後の信頼や評価は言うまでもありません。
患者さんだけではない。ナースは力仕事、同僚に施術もできちゃう
先程も言ったとおり、足のむくみは健康な方でも悩む人が多いです。特に激しい運動や力仕事は足のむくみに直結するだけでなく、身体への負担は計りしれず、不調を抱えている人も多いです。
そして、看護師は実はかなりの力仕事。だからこそ疲れている同僚に施術してあげることは同僚にとってとても救いになるのです。そして、それによって人間関係がとても良くなります。職場に仲の良い人がいることってかなり励みになりますよね。
大きな病院はもちろんですが、個人病院だと、マッサージがあるだけで患者さんが喜んでくれます。さらに、個人病院では、看護師一人ひとりに注目できるため、評価は格段に上がり、病院にとって、あなたはなくてはならない存在になることもあるでしょう。
看護師としてだけでなく、一人のスタッフとして、そして一人の人間としてハンドセラピーやフットセラピーを行ってもよいでしょう。送料や医師、友人、家族、恋人・・・気持ちのいいことをしてもらって嫌な気分になる人間はいません(もちろんマッサージは肌に直接触れるものなので好みがわかれますが)。コミュニケーションをとる手段としてぜひ利用してみてください。