お客さんにリピーターになってもらうためには、施術の時間も重要な集客の時間です。
気をつけなければいけないポイントは大きく分けて3つ。
今回はその3つのポイントのうち、「技術」と「雰囲気」に焦点を当てて解説いたします。
リピートになってもらうために、実は施術の1時間は重要な「集客」の時間
自宅サロンの開業を目標にしている人も、既に自宅サロンを開業している人も、共通の悩みを持っています。それが集客です。いかにお客さんにきてもらって、定着してもらうかに試行錯誤していることと思います。
そう、一口に集客と言っても、紐解いていくと悩みはいろいろ。「新規のお客さんが全然きてくれない」といった新規顧客獲得の施策も大切ですが、今回はその中でも「リピーター」つまり何度もリピートして来店してくれるお客さんになってもらう方法について考えていきたいと思います。
リピーターを増やすためにどうすればいいかを考えるためには、まずお客さんがどんな気持ちで来店しているのかを考えましょう。サロンに限らず、初めて行くお店にリピーターになるつもりで行くでしょうか?答えはNOです。最初はお試しの感覚で行ってみて、自分に合うようだったらまた行こう、と考える人がほとんどだと思います。
リピーターになってもらうために最も考えなければならないものは、常連になることによる特典でもアフターフォローのメルマガでもありません。「いかに初回の施術で満足させ、またきたいと思ってもらうかどうか」です。
では初回の施術で満足してもらうためにはどうすればいいのでしょうか。それは「自分がまた受けたくなるような施術」「リピーターになってしまうようなサロン」を意識すればよいのですが、ざっくりとしすぎていてなかなかイメージがつきづらいですよね。そこで、軸となる3つのポイントをご紹介いたします。
1.技術
2.雰囲気
3.トーク術
確かな技術と、楽しいトーク、そして親しみやすい雰囲気。どれか1つが欠けても「またきたいと思ってくれるサロン」にはなり得ません。友達の紹介が重要な集客方法である自宅サロンであればなおさらです。
そしてこの3つの要素は、複雑に絡み合っていると言えます。技術が向上すれば、知識も増えるので提供できる話題も多くなり、さらにわかりやすく伝えるためのトークスキルが必要となります。そして親しみやすい雰囲気は表情や声色、話の内容などと密接に関わっています。どれか1つをあげようと思ったら、自然とその他の要素も向上するのです。
さて、今回は技術と雰囲気づくりについて解説いたします。
技術の向上には自信が必要!
みなさんが想像した「通いたくなるサロン」では、施術者の表情や動きが具体的に想像できましたか?「通いたくなるサロン」がより具体的に細かいところまで想像することによって自分の理想が実現できます。
まずは、施術中の施術者の表情と動きを想像してください。きっと的確な動作をしていて、笑顔や、余裕のある表情をしているのではないでしょうか。それもそのはず、たどたどしい動きや、余裕が無いような表情は理想とは程遠いですよね。では、どうやったら「通いたくなるサロン」に近づけるのでしょうか。
それは自信です。自分の技術に自信をもてれば、自然と心に余裕を持てるし、コミュニケーションや細かい気遣いも難なくこなせるようになります。今の自分はどうでしょうか。技術への不安から、表情はこわばっていませんか?皆さんはサロンを開業できている。その時点で自信を持って良いんです。
何よりも技術はお客さんを喜ばせるために向上させている。ということを忘れてはいけません。きっと、あなたが笑顔で施術をすれば、お客も安心してくれるでしょう。まずは今持っている技術を精一杯お客に提供できているということを誇りに持ちましょう。それは自信だけでなく、技術の向上にも繋がります。
雰囲気でつかめ!また来たいと思わせる空間づくり!
さて、技術、話術のポイントは理解できたでしょうか。それでは、もう一度「通いたくなるサロン」をより具体的に思い描いてください。では、理想のサロンは今ある自宅でできますか?
もちろん場所を変えろというわけではありません。しかしながら、今のままで良いのでしょうか。「通いたくなるサロン」がどんな空間なのか。これは皆さんのサロンの第一印象になります。自然豊かな空間であったり、アロマの香る空間であったり。自宅でできることは限られていますが、やり方次第では様々な方法があります。
空間は皆さんの個性であり、強みです。いくら技術があっても居心地の良い空間でなければリピートしないし、気持ちのいい空間でなくては、自分も気持ちよく施術ができないですよね。お客を満足させるためにも、空間づくりから手を抜かないことが重要です。もしかすると、空間というサロンの雰囲気がリピートする上で最も重要かもしれません。そう言えるほど、重要かつ適当にしがちなことなのです。自分のやる気のためにも、お客さんのためにも空間からこだわり雰囲気作りを徹底することが必要です。