自分の技術のよさを理解してもらうためのトーク術をこのタイミングで身に着けよう。
サロン集客のリピート率を上げるためにはお客様とのトーク力を磨くことも大切。
成功や失敗例からも学んでいきましょう。
前回の「サロン集客でリピート率を上げよう!(前編)~技術の向上と雰囲気作り~」では、技術の向上と雰囲気作りの大切さについて解説いたしました。今回は、重要なポイントの3つめ、「話術」についてお話ししたいと思います。
必要なのは心身ともに満足させること!
さて、話術なんてむずかしいことはよくわからない。という方が多いでしょう。
では、もう一度「通いたくなるサロン」を想像してください。
今度は会話に注目しましょう。
「通いたくなるサロン」では、会話の内容は別として、お客さんとコミュニケーションをとっていますよね。とはいえ、話すのが苦手な方や、理想通りにはできない。という人も多くいます。今回はお客さんとのコミュニケーションで大切な3つのコツを紹介します。
1.”会話は一人でするものではない”話が下手な人こそ、聞き上手になれ!
コミュニケーションは得意ですか?と聞いた時、得意といっていたのに実は話すことが得意なだけということがあります。皆さんコミュニケーションと言うと、話す方ばかり気にしがちですが、聞く人がいて初めてコミュニケーションが成り立ちます。むしろ、お客さんとのコミュニケーションで必要なのは聞く方だったりします。
聞くときには、相槌や共感といったお客さんとの距離感を縮めることも重要です。聞くべきときに話したり、聞き手が無心で聞いてるかどうかもわからなかったり。そんな状況は、お客さんにとって、ものすごく居心地の悪い状況だということを意識しましょう。
2.相手の雰囲気や、話の節々から好みを見極めろ!
お客さんとのコミュニケーションをしていく上で、大切なのはお客さんのことを真剣に考える。ということです。会話を聞くというのはもちろんですが、良くする話題からお客さんの好みを想像して、関連した話を探す。お客さんの服装やアクセサリー、会話中の表情などの雰囲気から好みを見つける。ということを意識しましょう。
お客さんが会話してくれるのはいいのですが、その話を聞いて終わり、ではなく次に来店してきたときにお客さんが好きそうな話題をふるということが好印象になります。「そういえば、前回こんな話してましたけど、こんなことに興味あるんですか?」と、話を振ったり、よりお客の好きな話題でコミュニケーションをとったりすることによって、親近感や信頼を得ることができますよ。
3.共通点を見つけたり、自分に落とし込んだりすることで、お客さんにより親近感を!
リピートを増やすコツは親近感と信頼です。だからこそコミュニケーションが重要なのですが、お客さんとの距離を近づける最も良い方法は「共感」です。同じ趣味や共通点のある人とは、話しやすいですよね。しかも、共通点を見つけるということは、話の種になるだけでなく、お客さんから新しいお客さんへの架け橋となることもあります。
また、主婦などの方の場合、共通点が見当たらなくても、日常の会話や悩みを自分に落とし込んで考えることができることもあります。そこは強みとして、活かせるポイントです。
話を聞いて、自分に落とし込んで、共感する。そのように話してくれる人は誰でも気分がいいですよね。お客さんに対してだけでなく、日常生活でも使えますよ。
以上の3つのコツで話術も完璧。コミュニケーションを取ることは「通いたくなるサロン」への近道です。このコツを活かしてより具体的に理想のサロンをイメージしてみてください。