将来サロンを開きたいけど場所がない。だからといって夢を諦めるの?
そんな人のための”自宅開業”という選択肢。自宅を使えば店舗を借りる必要もなし!
でもどうやって家族の同意を得ればよいのでしょうか?
サロンの魅力の一つは、自宅開業ができる!ということ。通勤や勤務時間で縛られることなく働けるため、仕事と家事の両立、ワークライフバランスが図れる働き方としても、注目されていますよね。
そんな素敵な自宅開業ですが、自宅開業ならではの越えなければならない難関が存在します。それは、ご家族の同意。同居人されている方がいる場合、ここを欠かすことはできませんよね。そこで今回は、自宅開業にあまりいいイメージを持っていないご家族に対してどのように説得をしていけばいいか、というところを詳しくお伝えしていきますよ。
メリットを前面にうちだして!
「わざわざウチで開くことないじゃん」
ご家族に自宅開業について相談すると、よくこんな返答が返ってきます。中には「そんな細かいこと気にしなくてもいいじゃん!」って思っちゃうくらいの心配事を細かく並べ立てられることもあるんだとか。でも、確かに自宅でサロンを開くということはこれまでの生活が一変する可能性のあるものであり、心配になる気持ちもわからないでもありません。しかし、ご家族と同居している以上、きちんと同意を得ずに強引に開業することは考えられません。では、どのようにして説得していけばいいのでしょうか。
ここで皆さんに振り返ってほしいことがあります。なんでもいいのですが、やる前はすっごい不安だったけどいざやってみるとそうでもなかった。こんな経験、ありますよね。言葉にすると「案ずるより産むがやすし」なりますが、ご家族の気持ちはまさにこれ。なんか今までと生活環境が変わりそう、今のまんまでいいじゃん、と「なんとなく反対」しているのです。ここで重要なのは、ご家族には確固たる反対の意思も理由もない場合がほとんどということ。だからご家族を了承させるのに一番手っ取り早いのは、実は強引にでもサロンを開いてしまうことなのですが現実的ではありませんよね。実際に使える現実的な説得方針としては、「とにかくメリットを伝えてその気にさせる!」がおすすめです。
自宅開業によって得られるメリットを挙げていき、「こんなにメリットがあるんだ~」と次第に心を傾けさせ、最後にはご家族も乗り気にさせちゃいましょう!
ということでこれからは、説得に使える自宅開業のメリットをご紹介していきますよ。
まずはなんと言っても収入面。収入が数万円でも増えれば、それだけでかなり贅沢できますよね。家族で普段はいかないようなステーキを食べに行ったり、遊園地に遊びに行ったり、思い切って海外旅行!なんていうのも全然夢ではありませんよ。それでも旦那さんが渋っているようなら、お小遣いアップで誘ってみるのもアリかもしれません。
ただ、これならパートに出たって同じ、という反撃を食らいかねません。そこは、在宅ワークならではの強みをアピールしていきましょう。パートでよくある人間関係や長い通勤時間から来る疲れとも無縁な生活ですから、外に出て働くよりかははるかに健康的に働けること、疲れにくいうえに仕事と仕事の合間を縫って家事もできるから家のことをおろそかにしないこと(ただし、生活感をお客様に見せるのはNG。洗濯機が回っていたり、お昼ご飯や夕飯の匂いが残っていてはリラックスできませんよね)、自分でスケジュールを立てられるので旅行やレジャーなど家族での行事に柔軟に対応できること、などなど。在宅ワークの魅力はたくさんありますから、ぜひアピールしていきましょう。
ただもちろん、ケースとしてはご家族の反対する理由が明確なケースもあります。一番多いのは、プライベートが浸食されるんじゃないか、ということに強い懸念を抱いているケース。知らない他人が家に入る可能性があるんだから、当然と言えば当然ですよね。このように明確な反対理由がある場合には、いくらメリットをアピールしてもその理由を解消してあげないと同意を得ることはできません。
このような場合には、施術スペースにしかお客さんが入らないようにパテーションを立ててたり、必要のない部屋に鍵を取付けるなど、分かりやすい目に見える形の対策を立てて安心させてあげるとともに、自分のやる気をアピールしていきましょう。営業しない日はパテーションなどサロンに関連するものは片付ける、などを約束すると、同意が得られやすいかもしれません。
まとめ
自宅開業は心理的、スペース的、金銭的な負担を最小限にしてサロンを開くことができるので魅力的です。一方、心細い思いや今回説明したようなご家族との関係、パテーションなどの初期費用等々不安なことも確かにあります。
この悩みを解決するのは、意外に思われるかもしれませんが、先輩たちの声なんです。過去に同じようなことを経験しているから「このグッズはこうすると安く済むよ」など、役に立つ情報も知っているのです。
自宅開業する際には、「一人きりでサロンを開く」などとあまり背負い込まずに、ノウハウを持ったスクールの講師陣や卒業生に相談したり、先輩セラピストのブログなどを参考に、賢くサロンを開きましょう。