171213.jpg「稼ぎすぎると扶養からはずれるから損をする」とか

「103万円の壁」とかパートやアルバイトをしている主婦の方なら聞いたことはありませんか?

実はその心配は不要なのです!

 

個人事業主に、103万円の壁の心配は不要??

アルバイトやパートなどで働いてた方ならお分かりかと思いますが、世の中には103万円の壁とよばれるものがあります。これは旦那さんの扶養内で働いていた場合、これ以上稼ぐと扶養から外れて税金がかかってしまいますよ、というラインが103万円という意味です。

 

さて、セラピストの資格を取得してサロンを開こうと考えている方の中には、旦那さんの扶養の範囲内で納めたい、と思っている方も多いのではないでしょうか?ただ、それだとやはり103万円の壁は気にしなければなりません。それに、アルバイトやパートなら103万円というのは月100時間働いてようやく到達するかしないかのレベルですが、サロンオーナーとして単価が良くなると、20時間くらいでクリアしてしまうことも。

 

時間の話は置いておいても、せっかくサロンのオーナーになっても月10万しか稼いじゃいけないの!?という声が聞こえてきそうですね。

 

でも、実際にはそんなことはありません。月10万円20時間と言わず、もっともっと稼いでも問題ないんです。

 

でも、月10万円以上売り上げたらどうしたらいいの??

ただ、現実問題としてサロンオーナーになっても103万円の壁がなくなるわけではありません。なのに、それ以上稼いでも扶養を外れないってどういうことなのでしょうか?

 

それは、受け取るお金の意味が全く異なっていることに理由があります。

 

アルバイトでもらうお給料が103万円とサロンオーナーがお客様から年間で受け取る103万円は、金額は同じですが全くの別物なのです。なぜなら、サロンオーナーがお客様から受け取るお金は、お給料ではなく売上げだから。

 

ここでお給料と売上げの違いを説明しておきましょう。お給料とは、皆さんもご存知のように、多少税金を引かれることがあるかもしれませんが、基本的にはマルっと自分の懐に入ってきますよね。でも売上げは違います。売上げの場合は、そこから家賃や光熱費などサロンの維持費や、あなた自身の人件費を経費として差し引くことができるのです。

 

例えば、セラピーで使うタオル類やクリーム、オイルのお金。それからスペースを借りてサロンを開いている場合はもちろん、自宅開業している場合にもサロンの営業スペースとして使っている分の家賃や光熱費、通信費などなど。

 

こういったサロンにかかる諸経費を売上げから引いて初めて、あなたの収入を出すことができるのです。つまり、サロンの売上げ=あなたの収入というわけではないので、お客様から年間103万円以上受け取ったとしても、扶養から外れることはない、ということですね。

 

個人事業主の場合、1時間で5000円もらっていても時給5000円ではない!

極端な話をすれば、1時間の施術でお客様から5000円をもらったとしても、あなたの時給が5000円になる、というわけではありません。だから、もうこれ以上お客様からお金をいただけないんだけど……、なんて気にする必要は、まったくないのです。

 

さらに言うと、サロンとしてたくさん売上げを立てて、よりいっぱい稼いだ方が、もろもろの出費を経費として計上しやすくなります。「これだけ稼いでるんなら、これくらい経費がかかるのも当然だ」と考えられるためです。

 

結論として、扶養内であってもサロンを開業することは十分に可能です。

 

独立開業の面白いところは、あなた自身に決定権があって、すべて自分で決められるということ!しっかり稼いで、経費はしっかりと経費として計上して、「サロンの経営」の感覚を少しずつ覚えていきましょう!

 

ただ、それには最初のスタートをどう切るか、というところがとても大切。料金設定や売り上げ目標など、分からないことだらけで不安になることも。そういう時は経験豊富な先輩セラピストに話を聞いたり、先輩から紹介してもらった税理士さんに相談してみたりするのもオススメですよ。

 

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